サウンドハウス

楽器と機材

魂柱付近にマイク・ピックアップを取り付けする

コントラバスのボディに貼り付けて集音するシャトラーマイクを試していたら、

魂柱(サウンドポスト)付近に取り付けすると良い感じになることがわかって色々と試してみた。

Schertlerマイク

裏板・表板で試す

裏板の魂柱が接触している辺りに取り付けすると、よりバランスが良い出音になるな。

引き換えに裏板側は出音が小さくなる。

それと、配線の取り回しがうまく処理できない。

しばらくは裏板側で使っていたが、

音量を稼ぎにくい事と配線の見た目が良くないから表側に戻した。

音量と出音のバランスなど使い勝手は表板側が良いな。

裏板へ取り付けしたものは「A-DYN-SET」という製品。

配線が長い。専用プリアンプが付属しているが使わずにダイナミックマイクとして使っている。

表板側に取り付けても良い音だった。

これは生産完了品。

「DYN-B」は生産完了になっていたはず。

後継機種もあるみたいだが入手困難になっている。

出音

ミドル付近の周波数帯が少し強めに出るが許容範囲だな。

全体的には素直で弓の音も自然な感じで扱いやすい。

シャトラーマイクの中身はダイナミックマイクで、

XLRキャノン出力なので音響卓へ直で接続したほうが良いな。 

プリアンプ経由でベースアンプに接続したことがあるが、

ベースアンプのキャラクターと相性的に合わないことが多く、

上手くいった試しが無い。 

音響卓のEQのハイとミドルを9~10時くらい、ローを10~11時くらいで落ち着く。

40Hz~80Hz付近のローカットフィルター(ハイパス)があるならON。

大音量を要求されない現場なら、これで十分だな。ストレスが少ない。

ヤマハStagepas200との相性も良い。

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修理の心配

調べた限りだが、音響機器メーカーSchertler(シャトラー)は2026年時点で日本代理店が無いみたいだな。

故障したら修理対応してくれるところが無いからマジで困るな。。。

コントラバス専用として製品を売り出しても、

マーケットが小さいから必要な人が入手したら直ぐに売れなくなって、

代理店としても商売が成り立たなくなるのだろうな。。。 たぶん。

他のピックアップでも同じように取り付けして出音が良い感じにできないものかと、

悩みだして妄想が止まらなくなってしまった。

mspピックアップ

磁石でボディに貼り付けするmspピエゾピックアップが同じように魂柱付近に取り付けができそうだなと思いついて、

どこかに保管してたはずと探したが見つからない。行方不明。

誰かに貸したと思うのだが誰だったか思い出せない。

貸しっぱなしの行方不明な機材いっぱいあるなぁ。。。

メーカーのホームページを調べたら改良型にバージョンアップされていたこともあり、新たに注文することにした。

しかし良心的な価格で販売しているな。

おそらくだけど、汎用可能な設計になっていて様々な楽器で使えるから、

マーケットも大きくなり量産によるコストダウンのメリットを享受できるのだろうな。

もちろん企業努力もあるはず。ありがたい。

https://www.123music.jp

コントラバス用のセットを注文した。

取り付け方法を変えてみる

メーカーには申し訳ないのだが、

説明書の取り付け方法を無視してピックアップ本体をボディ内部へ挿入する。

理由は磁石を楽器内部に落としたくないから。

ボディ内部に何か落として排出する際、

小さな楽器ならサウンドホールを下向きにして楽器を揺らせば落下物は出てくるが、

コントラバスは大きくて重たいので簡単では無い。

我が愚息が幼少期に何十個ものカセットテープをコントラバスのF字孔から内部へ放り込んで遊んでしまい、

取り出すのに難儀したことがあってトラウマになっている。

ピックアップ本体は配線が命綱の代わりになる。

誤って脱落しても配線を引っ張り上げて簡単に救出できる。 

取り付けしてみる

ピックアップ本体を指でつまんで保持しながら、

G弦側のF字孔からボディ内部へ挿入すると同時に、

表側に磁石を付けてピックアップ本体が張り付いたら、

魂柱付近へ磁石ごと押し込む。 

配線にテープ型の面ファスナー(マジックテープ)を短くカットしたヤツを巻き付けて、

ダブルクリップで挟んでから、

ワイヤーハンドルを外してクリップを磁石へ貼り付ける。

少し余った配線は丸めて縛る。これで配線もブラブラしないでうまく収まる。

シールドジャックはメーカー指定通りの取り付け方法で緒止め板へ取り付けする。

取り付け位置

ピックアップ本体を魂柱に接触するくらい近付けて、その付近で動かして調整する。

広大なコントラバスのボディを彷徨うより何倍も早くベストな配置が見つかる。

私の楽器の場合は魂柱と駒の間付近が良いみたい。変なピークも無くフラットな感じで出力される。

磁石の数

ピックアップ本体と磁石1個が標準の取り付け方法だけど、

お好みで追加できるように予備の磁石が2個同梱されている。

いくつか組み合わせを試したが 、磁石は標準的な1個が良いみたいだな。

出音

ボディの振動を拾うピックアップなので素直な音色かつ弓の音も自然な感触で好印象だな。

生音との乖離も少ないので弾いていてストレスは少ない。

ベースアンプとの相性次第だけど客席20前後のお店ならプリアンプ無しアンプ直結でもいける。

出力を稼いだり、出音の調整を細かくやりたい時はプリアンプを使った方が良いな。 

ブリッジに取り付けするタイプに比べるとハウリングしやすいので音量的な限界点は低い。

アコースティックな編成のバンドであれば特に問題は無い。

まとめてみる

ボディに張り付けて集音するタイプのマイクやピックアップは、

ベストな取り付け位置を探す作業が想像以上に大変で、

半日くらいの時間を費やしても決まらない事もある。

数年前にmspピックアップを入手した際は、

取り付け位置に悩んで時間を奪われてしまったが、

ようやく答えのひとつにたどり着いた感じだな。

ボディ貼り付け型はハウリング耐性が低めだったりと短所は有るけど 、

出音は素直で扱いやすく、違和感が少ない。

 ピッツィカートやスラップ、ボウイングなどコントラバスで使われる、

あらゆる奏法が自然な感じで出力される。

弾いていてストレスが少ない。

今後は、Schertlerマイクとmspピックアップを状況に合わせて使い分けていこうと思っている。

現場の音響機器が使える状況ならSchertlerマイク、

ベースアンプのみの状況ならmspピックアップという使い分けが良いかもしれない。

他のピックアップとブレンドするときはキャラクターが真逆なFishManBP100が良いかもな。

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