BOSS AD-2(ボス エーディートゥ)読み方はこれであっているはず。
地元の楽器屋さんには在庫無しだったのでお取り寄せしてもらった。
わりとマイナーなペダルエフェクター
ピエゾピックアップのインピーダンスのマッチングと基本的な音質を整える事に特化されている。
アコースティックプリアンプという製品名だけど、
ゲインとボリュームやEQは搭載されていない。
なので音量やイコライザーの調整は外部のアンプで行う。
アコースティックレゾナンスとアンビエンスとノッチフィルターだけという潔い最小構成。
入力インピーダンスは10MΩ(メガオーム)なので、
ピエゾピックアップとアンプの間に割り込ませるだけで太くてマッチョな出音になる。
アコースティックギター用の製品だけど、
ピエゾピックアップを取り付けしたウッドベース・コントラバスで使ってもイケる。
BOSS / AD-2 Acoustic Preamp をサウンドハウスで見る使用機材
店のウッドベースは、
鈴木ヴァイオリン社製のコントラバスにアンダーウッドピックアップを取り付け。
店のベースアンプは、
Mark bass(マークベース)
バランスインプットが付いているのでXLRキャノンケーブルで接続している。
アコースティックレゾナンスを強めに2時~4時付近で調整、
アンビエンスは9時〜11時付近に調整、
ベースアンプ側のEQは「ロー」と「ローミッド」を10時〜11時付近カット方向へセットして他は12時フラット。
Mark bassの独自フィルターふたつはOFF〜8時くらい。
ゲインは10時。音量は9時〜10時付近で調整。これだけ。
現場での時短は重要。気持ちにゆとりができる。
DADDARIO / PW-9VPC-02 9-Volt Effects Pedal Power Adaptor をサウンドハウスで見るいいところ
小型軽量
420g 軽くて良き。
電池駆動可能
仕様書ではアルカリ電池使用で連続5時間稼働との事。
もうちょい長いと良いな。
ツマミが使いやすい
アコースティックレゾナンス
これが主役だな。強めにかければ勝手にいい感じになる。優秀。
常時ON。
アンビエンス
箱(ボディー)の鳴りを再現してくれる。
ショートリバーブに近い効果。
かけすぎると音の芯がボヤけた感じになるので程々が良いな。
ベースアンプとの相性とかステージの状況によっては不要になる事もありそう。
ノッチフィルター
ハウリングしている周波数をカットする機能だけど、
仕組みはEQと同じなので、出過ぎている周波数をカットする使い方もできる。
ちなみにFISHMANのBP-100ピックアップ特有の、
癖の強い高域は3時付近で調整すると穏やかになるな。
基本的にはOFFにしている。
バランスアウトが付いている
PAなど音響機器へLINEOUT信号を直接送れる。
バランスアウト側のアンビエンスをOFFにできる
ペダルを長押ししながら電源をONにしてアンビエンスツマミを回して設定できる。
外音の残響効果は音響エンジニアに任せた方がいい事が多いからこれは気が利いているな。
不満なところ
バランスアウトがTRSタイプというフォーン端子になっている
バランス信号を入力する音響機器は大抵XLRキャノンタイプになっているから、
変換ケーブルを準備しないといけないし荷物が増える。。。
価格が上昇してもいいからここはXLRキャノン端子にしてほしかったな。
CANARE / SPC01-B2-SA Black をサウンドハウスで見るまとめてみる
アコースティックレゾナンスが超優秀。
これを強めにかければ出音がまとまるのでアンプ側のEQ調整は最小限でOK。
プリアンプやベースアンプのEQをグリグリやるのに疲れた人や、
私みたいな面倒くさがりな人にはフィットする。
小型軽量なところも良い。
アコースティックギター用として販売されているが、
ギタリストだけに享受させておくのはもったいないな。
割とクセのあるプリアンプなのでアンプとの相性でうまくまとまらない事もある。
EQ付きのプリアンプと組み合わせて隠し味みたいな使い方が良いのかもしれない。
FishMan Platinum Pro EQ プリアンプのsend-return端子を経由させて弱めにかけたら良い感じになった。
BOSS / AD-2 Acoustic Preamp をサウンドハウスで見る