楽器を練習するときに必要な物、
譜面、メトロノーム、テープレコーダー、参考音源、オーディオスピーカー。。。
パッと思いつくだけでもこれくらいはあるかな。
以前はひとつずつ買い揃えたものだが、今ではこれらがひとつのデバイスの中に収まっているからな。
いい時代になったもんだ。
練習最強ツールiPad
Appleが造った最高傑作はMacやiPhoneよりもiPadだと個人的には思う。
この板一枚で練習に必要な道具が揃ってしまう。
現在12.9インチを使っているが、今後、新製品がリリースされてサイズアップしたら、より大きな方を買うつもり。
理由は
1.大きな画面で譜面が読みやすい(老眼が進んでいるということもあるな。。。)
2.アプリの操作がやりやすい(楽器弾きながらだとボタンが大きく表示されるほうがミス無く操作できる)
3.筐体が大きいほうが出音が良い(低音再生の優劣は筐体の大きさに比例する)
携帯性を犠牲にしてもこのメリットが大きい。
紙の譜面を何冊も持ち歩く事に比べたらデカいiPad1枚のほうが何倍も身軽である。
iPadの仕様
楽器の練習に使うアプリが要求するマシンパワーは割と低いので型落ち中古でもいいと思う。
私のiPadもApple公式ページの「整備済製品&旧モデル」から購入した。少し安く買える。
ストレージ容量は128GB以上できれば256GBが良い。
最安の64GBだと練習状況を録音するとすぐに満杯になる。
後から増設できないのでストレージ容量は予算が許す限り大きめが良いと思う。
セルラーモデルと格安SIM
私はセルラーモデルを選んだ。Wi-Fiモデルでもいいかもしれないが、
現場でDropboxなどクラウドストレージから共有する際にテザリングの手間が省けて便利である。
私はいわゆる通信キャリアは使っておらず、
2015年ごろからIIJmio(みおふぉん)という格安SIMでiPhoneを運用している。
この契約に月々数百円の追加でiPad用のSIMカードを運用できている。
安く運用するならiPadだけでも格安SIMがおすすめ。
ただし弱点もある。お昼時間は使用者が増えるからか通信速度が遅くなる。
マップアプリでの位置情報の精度が低いとかもある。
諸々デメリットを見ても許容範囲だな。
安い方が良い。
おすすめのアプリ
App Storeに練習のお供になる優秀なアプリが揃っている。
以下に紹介するアプリは鉄板である。練習する時は必ず使っている。
Piascore
ファイル形式をPDFにした譜面を表示させるアプリ。基本無料で使える。
課金するとメトロノームやチューナーなどツールを追加できる。
譜面はiPadのカメラで取り込んでも良いし、アプリ内のストアから購入できる。
アプリ内ストアから譜面は買ったことないけど。。。ぱっと見クラシックの譜面が充実している感じだな。
ジャムセッションでよく使う譜面2冊はすでに取り込んでいるので鞄が軽くなった。
私は感謝の気持ちを込めて課金した。
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iPadで楽譜を表示させるアプリをforScoreに変えた
今までは基本無料で使えるPiaScoreを使っていたが、有料アプリのForScoreに変えてみた。 forScore楽譜ビューアーアプリ f ...
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ハヤえもん
ユルい名称だけど超優秀なプレイヤー。基本無料で使える。
ワンタップ録音、再生速度の変更、音程を無段階から半音程ずつなど自在にコントロールできる。
プリセットされた親切なイコライザーで聞き取り安く調整できる。
iPadの標準機能と連携させると超便利な機能がある。
画面上で再生している動画をiPadのコントロールセンターにある
「画面収録」を使いカメラロールに取り込んだのち、
ハヤえもんの「カメラロールから追加」で音声ファイルを抽出し取り込みができる。
これが便利すぎて手放せない。
操作性もよく考えられていて非の打ち所が無い。
現状でも十分と思うがアップデートされるたびに改良されている。
このアプリを使うようになってから練習の効率が劇的に向上した。
私は感謝の気持ちを込めて課金した。
iReal Pro
これは移調したりリズムを変えられるカラオケアプリ。有料アプリだが費用対効果は大きい。
JAZZの曲が多いがポップスや演歌などの曲もある。
大人の事情でアプリ本体に曲のデーターは無いのでアプリ内の外部リンクから入手する必要がある。
曲データーをインストールするのがちょっと面倒だが、非常に便利なアプリ。
これもよく使ってるな。
アプリ内課金でリズムのバリエーションを追加したりできる。
デフォルトのリズムパターンでもそこそこ使えるが、いくつかは追加で課金した。
「Jazz」「Latin」「Pop」あたりがあれば充実した練習ができる。
Dropbox
Piascoreに譜面データーを取り込む際に中継して使うと便利な場合がある。
例えばファイル名をバンド名やイベント名にして譜面をまとめたのち、
PiascoreからDropboxにアクセスしてファイルごとダウンロードすると、
ファイル名が「タグ」として譜面データーに添付されるのでセットリストを作る際に検索しやすくなる。
Dropboxはクラウドストレージの先駆けなので他種サービスとの連携が多く使いやすい。
データーを溜め込まずに中継として使うなら無料で使える容量でもやりくりできる。
使い方
やる気がでてきたらアプリの使い方とか譜面スキャンの手順とかを記事にしてみようかと妄想中。しばしお待ちを。
2021年12月12日記事を書いてみた。
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溜まった楽譜をiPadの標準機能でスキャンして取り込む
音楽をそれなりに続けてるとモリモリ溜まってきて管理が大変になる譜面とかスコアブック。 ちょっと面倒だけど紙の譜面をスキャンしてPDFデータ化 ...
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ハードウェアで揃えるよりアプリで済ませた方がだいぶ経済的に見えるが
iPad本体が高額なの物なので練習用に限定してみると割高かもしれない。
でも、楽器練習用以外にも電子書籍やノートなどiPadに置き換えることでができる事は他にもあり、
置き換えることで享受できるメリットはかなり大きいので総合的に見るとプラスな要素が多い。
実際、紙の譜面は持ち歩かなくなったので身軽になったし、
思い立った時にiPadのスリープを解除するだけで練習に取り掛かれるので機会を逃さない。
練習の効率も劇的に向上している。
定期購読している雑誌は1冊分の料金で他の雑誌も読み放題になるサービスを契約して電子書籍で読んでいる。
そのあたりを加味したら間違いなくプラスだな。
でもやっぱり本体の値段がなぁ、高いよな。
最近発売された新型も私の用途からするとオーバースペックなので
画面サイズが大きい低スペック廉価バージョンも発売してほしいな。


