PJB(フィル・ジョーンズ・ベース)小型アンプBass CUB
しばらく使っていなかったが、
ガット弦に変えたタイミングで使ってみたら、
改めていいアンプだなと思った。
PJB(PHIL JONES BASS) ( フィルジョーンズベース ) / Bass CUB II ベース用コンボアンプ
良いところ
小型軽量
片手で持てる重量「6kg」運搬が楽。
入力インピーダンスの数値が大きい
4MΩ(メガオーム)。世に出回っているアンプは数値が高くても1MΩのものが多い。
低いものだと単位も落ちて数百kΩだったりする。
ピエゾピックアップを接続する時は入力インピーダンスの数値が大きい方が良い音を得られやすい。
一般的な入力インピーダンスの4倍のなのでピエゾピックアップをプリアンプ無しで接続しても割といい感じの音にセッティングできる。
2インプット
キャラクターの異なるふたつのピックアップまたは、
ピックアップとマイクをブレンドできる。
フラットなサウンド
良い意味で無味無臭。ローノイズ。
充実の入出力
XLRバランスアウトとフォーンジャックのラインアウトもあって拡張性もヨシ。
電源フリー
電源の電圧が100-240V、周波数も50Hz-60Hzと対応の幅が広いのもいい。
最近はこういう電源フリーな製品が増えてるね。
頑丈な躯体
しっかりした造りのキャビネット。ゴム足のムニムニした感触も良い。
不満なところ
マイク入力がファンタム電源に対応していない
ファンタム電源に対応していたらDPAマイクが使えて完璧だった。。。実に惜しい。
重低音は期待できない
スピーカーが5インチ2発と小さい事もあり重低音なサウンドではない。
アコースティックな編成ではこれくらいの低音で十分ではある。
センド・リターンが無い
エフェクター用のセンド・リターン端子がついていれば完璧だったな。
付属のキャリングケースが破けやすい
オマケなんでこんなものかと思うが、もう少し頑丈でもいいよな。
新品のうちは
電源入れて使っていると、なんだかほんのりと酸っぱい香りがしてくる。
時間の経過とともに香りは薄くなるが、なんだろうなあの酸っぱい香り。
現時点での楽器側のセッティング
2023年3月時点
茶木コントラバス
EA線 OLIV(オリーブ)
DG線 CHORDA(コルダ)
ピックアップはフィッシュマンBP-100とアンダーウッドをどっちにしようか試行錯誤中。
これをベルデンシールドケーブルでアンプへ直挿ししている。
XLR入力はフォーンジャックも差し込めるタイプなので、
ピエゾピックアップをふたつ入力して使ったりもしている。
最近は電池駆動のCUBEアンプとPJB BASS CUBを現場の状況や気分で使い分けしているな。
BELDEN ( ベルデン ) / 8412-3SS
新型も発売されている
メーカーのホームページ見たら、BASS CUB 2 という新型が発売されていた。
スピーカーが更新されたみたいだな。
スペック表は重量が7kgになった以外に変わった所は見当たらなかった。
BASS CUB PROという製品もあるが、入力がひとつになっているな。
妄想タイム
出力を小さくしてもいいからこの内容で電池駆動できる製品があればもっといいな。
入出力とコントロールが充実しているEDB-2みたいな2インプットのプリアンプにモニタースピーカーが付属してるイメージ。
音量不足は外部出力で補完できる電池駆動のモニター兼プリアンプという製品があるといいな。と妄想中。。。
まとめてみる
電源が確保できる環境なら使いやすいアンプだな。
入出力も充実している。
ふたつの入力を別々にコントロールできるところが良い。
何よりも音がいいね。
PJB(PHIL JONES BASS) ( フィルジョーンズベース ) / Bass CUB II ベース用コンボアンプ